〒620-0221
    京都府福知山市雲原1248-2
 営 業:11時~15時(売切御免)
 店休日:火曜・水曜 (祝日は開店)
  近日の店休日情報はblogにて
 電話: 0773-36-0016
      メールはこちら   

TOP > 歴史

歴史

~丹波丹後の宿場里、殿様の召された手打ちそば~

大江山 名代手打 鬼そば屋・・・
この物語は150年以上もむかし、江戸時代後期にはじまります・・・


鬼そば 

時は安政、参勤交代のあったころ。

ここ雲原で「鬼そば屋」が店を構えたという記録は、

一五〇年以上も昔にさかのぼります。

その時分の雲原村は丹後国宮津藩の領下、

参勤交代の宿場町として栄えておりました。

宮津領主が雲原でお泊りになられる際、

村人は地元でとれたそばを打ち、

天ぷらとともに献上したところ、

たいそうお気に召した御殿様、

「おぉ、珍味珍味」とおっしゃいまして、

御替えを召し上がられたそうな。

これが人から人へと伝わって、

雲原の名産と呼ばれるようになりました。

「鬼そば」の歴史は、

ここ雲原で始まったのです。


 そばの花

昔は、地場産のそば粉、つなぎは山の自然薯

(じねんじょ)で打ったそばでした。

何の変哲もなく、“生そば”としたためて、

「雲原の生(き)そば」と銘打ちました。

歯ごたえが強く、太めのそばは、

「こわい(かたい)そばや」と云われるようになります。

「こわい」と言えば大江山の鬼伝説、

“大江山の鬼(き)そば”と受け取られ、

いつしか「鬼(おに)そば」の呼び名になりました。

今はつなぎを入れずに十割そばとなり、

幾分細くはなりましたが、

それでもなお「こわい」鬼そば、続けております。


 
 

inserted by FC2 system